ADCP

ADCP
リアルタイムで広範囲の流向流速プロファイルや流量、水深を計測し可視化します。
多層式ドップラー流向流速計(RiverProADCP)により、移動しながら水中の懸濁物質に超音波を発射、戻ってくる周波数の変化を分析することにより、時々刻々と変化する流況を瞬時に把握可能です。
(Acoustic Doppler Current Profiler)
超音波のドップラー効果を応用した流速プロファイラー。
トランスデューサーから既知の周波数の超音波を発射し、水流と共に移流する水中懸濁粒子から反射して戻ってきた超音波の位相差を検出して各測定層における3次元方向の流速分布等を測定できる。
トランスデューサーから既知の周波数の超音波を発射し、水流と共に移流する水中懸濁粒子から反射して戻ってきた超音波の位相差を検出して各測定層における3次元方向の流速分布等を測定できる。


下記のようなシチュエーション・用途でお役立ち可能です。
1. 河川の流量観測(低水・高水)
ADCPは、断面の流速分布を短時間で詳細に計測可能なこと、計測断面形状を同時に取得できることなどから、最も精度良い流量観測手法として低水時から高水時(洪水)まで幅広く活用されています。また、国土交通省が定める河川砂防技術基準(調査編)などでも信頼性の高い手法として紹介され、治水・利水・環境の総合的な計画や維持管理に貢献します。
2. 土砂動態調査(浮遊砂流量・掃流砂量)
ADCPは、超音波のドップラー効果を応用した多層流向流速計であるため、河床移動速度の観測や超音波の反射強度を利用した濁度分布の観測により浮遊砂量や掃流砂量を把握することが可能となり、河川の総合土砂管理計画などに寄与します。
3. 簡易深浅測量
トランスデューサーから発射した5つのビームによる河床高を求めることで、河床3次元点群データが取得できます。また、トリマラン型ボートに搭載したラジコン型のADCPにより現場では、安全で簡易的(スピーディー)な計測が可能です。

